5月11日(土)佐倉市青菅の「三門農園」で、田植え体験が行われました。これは平成6年からアイガモ農法に取り組んでいる「三門農園」と「STaD」とのコラボレーション企画から始まり、昨年から「アイガモ米オーナー制」がスタート!アイガモと共に育つ米作りを通して里山の自然環境の大切さ、そして安心安全な食物の大切さを伝えています。
今年度は第1回目に3月16日(土)「トラクター試乗体験」を行い、第2回がこの「田植え体験」で大人17名子ども17名の計34名の方が参加しました。
まず始めに農園主の三門増雄さんから「アイガモはマガモとアヒルの交配種で、田んぼの雑草を食べ、稲の成長と共に成長し2カ月ほどで大人になります。ヒナのうちは電柵やネットを設置してカラスやいのししの外敵から守ります。また雑草だけではえさが足りないのでくず米などをあげるなど、毎日アイガモと稲を見守っていきます。」とお話がありました。その後、田んぼへ移動。皆さん、神妙な面持ちで田んぼの中へ足を踏み入れました。田んぼの中で稲の植え方について説明があり、昨年からオーナーとして参加しているお父さんが慣れた手つきで、専用の農機具を使って田んぼの線引きを始めると、その線に沿って田植えが始められました。幼少の頃に一度体験したことがあるというお父さんや全く初めてというお母さんや小さな子どもたち。時に足が田んぼにとられ動けなくなってしまったり、倒れて泥だらけになってしまったりと悪戦苦闘しながらも1時間半ほどで田植えは終了しました。田植えの後は昨年収穫したアイガモ農法米のおにぎりがふるまわれ、皆、笑顔で頬張っていました。次回は放鳥体験です。すでに田んぼ脇のビニールハウスの中にかわいいアイガモのヒナたちがいました。まだ小さすぎて田んぼに放つことはできません。1か月ほどハウスの中で成長させます。きっとアイガモたちも田んぼに放たれる日を待ち遠しく思っていることでしょう。
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